秘密な私の愛しき人
「うん。仕事が忙しいから夜まで会えないみたい」


おととい洸くんから聞いた。



外せない会議とかがつまっていて抜け出せないって。


仕方ないけど、早く会いたいな--







時間が経つにつれて、みんなが帰っていく。



いつの間にかほとんどの人が帰っている状態になていた。



私も、もうそろそろ帰ろうかと思ったとき…













「穂樺!」













校門のほうから声が聞こえた。




えっ・・・・




その声は懐かしい、あの人の声。




私はゆっくり振り返った。




そこには……











「琉ちゃん!?」








笑っている琉ちゃんがいた。



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