秘密な私の愛しき人
[琉side]
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今日は穂樺の学園祭。本当は行きたかったけど仕事があるから断念。でも、学園祭の話のときの穂樺の様子がおかしかったような…?
「琉~!」
仕事をしていると樹が近づいてきた。
「なぁ。今日、教えに行っている高校の学園祭行かね?」
「なっ、何言ってんだよ!?今日は仕事だろ?」
「いや~。高校の先生がさ、よかったらどうぞって連絡があったし部長も少しなら…って許しが出たからさ!」
樹がニヤッと笑う。こういうことは、こいつ上手いんだよな。
「じゃあ…行くか?」
「そうこなくっちゃ!」
そして俺達は穂樺の学園祭に行った。
「意外に人多いなぁ」
いつもの高校じゃないみたいに人が集まっていた。