秘密な私の愛しき人
「なぁ、琉の奥さんとこのクラス行かね?」


樹はニヤッと笑った。

こいつ…穂樺を見たいだけだろ…


まぁ、俺も穂樺の姿見たしな。


「じゃあ、行くか!」


こうして俺達は穂樺のクラスへ向かった。


穂樺のクラスの前に行くと俺は止まった。

だって入り口の前にはメイド服を着た女の子がにこやかにしていて看板には《メイド喫茶》と書いてあったから。


「なぁ。奥さんのクラスってここ?」


小さい声で樹が聞いてきた。


俺だって違うと信じたいが正しくここが穂樺のクラスだ。


『あ~!風内先生!』


メイド服の子が俺の元にやってきた。


『来てくれたんですか~』


「あ~。まぁね」


俺はニコッと笑った。

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