秘密な私の愛しき人
穂樺の案内で席に座った。


俺は不機嫌になった。周りの男達が穂樺をチラチラ見ていたから。


穂樺は俺の嫁だぞ!勝手に見るな!って言いたい!


「あの…ご注文はお決まりですか?」


穂樺が聞いてきた。笑ってはいるが俺の顔をチラチラ見ている。
マズい!?っとでも思ってんだろうな。


「君、可愛いね!!名前は何て言うの?」


樹がイキイキしながら穂樺に声をかけた。


出た!!女好き!!


「伊沢です。伊沢 穂樺です」

「穂樺ちゃんっていうんだ~。俺は笹島 樹っていうんだ!琉と一緒で授業してんだ!よろしくね!」


「はい!」


俺のイライラは増していくばかりだ。


「伊沢。コーヒー2つ」


俺はぶっきらぼうに言った。

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