秘密な私の愛しき人


[琉side]


くそ~穂樺のやつ~


俺はやり切れない気持ちでパソコンにむかっていた。


結局、穂樺のことが気になってすぐに学園祭を出て会社に戻ってきた。

仕事をすればマシになると思ったが全然マシにならなかった。


穂樺のメイド姿を他の男に見られたのもだが、あの時みたいに危ない目にあってないかと心配だった。


時計を見ると6時前になっていた。


これ以上いても仕方ないか…


俺は仕事を切り上げて家に戻った。


家につくと外はもう暗くなっていた。


家に帰っても穂樺をあんまり責めないようにしよう


そう思いながらエレベーターに乗った。


「ただいま」


玄関のドアを開けると部屋の中は真っ暗だった。

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