秘密な私の愛しき人
「あの…その…‥」


穂樺はなかなか言わない。


俺は無理やり電気をつけた。


「!! 穂樺…それ…」


俺はびっくりして目が釘付けになった。


「み…見ないで!//」


穂樺は床に座り込み、両腕で隠すように恥ずかしそうに顔を伏せていた。


「無理だろ。その格好」


俺は顔が赤くなった。


今…穂樺は学園祭の時に着ていたメイド服を着ていたから。


「穂樺。その格好どうしたんだ?」


「りゅ…琉ちゃん昼にクラス来たでしょう?で帰るとき機嫌悪かったから、どうしようって美佳に相談したらこの服着たら機嫌直るって言ってたから…」


有川の案だったのか…穂樺が自分からこんな格好しないもんな。

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