秘密な私の愛しき人
でも確かにこんな格好で迎えられたら今までの気持もぶっ飛ぶな。


「や…やっぱり似合わないよね…?」


「何言ってんの?すっげぇ可愛いよ、穂樺」


そう言うと穂樺は顔をあげてニッコリ笑った。


可愛い~


「穂樺。『おかえりなさいませ』って言ってみて」


「それってメイド喫茶じゃん」


穂樺はクスクス笑う。そして


「おかえりなさいませ、ご主人さま♪」


少し恥ずかしそうに笑って言ってくれた。


やっべ~、かわいいすぎる。今すぐ押し倒したい…


「琉ちゃん?」


穂樺が不思議そうに俺の顔を覗いてきた。


こいつ…自分が誘ってるなんて思ってもないんだろうなぁ。


俺は座っている穂樺をギュッと抱きしめた。

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