秘密な私の愛しき人
「あ…あぁ」


琉ちゃんの顔はなんか沈んでいた。
なんでだろ?


「じゃあ、いってきます」


私達は家を出た。


私達が家を出た後…



「クックックッ、琉の顔すげぇよ」


「うるさい…」



「にしてもさ…俺の気のせいかもしれねぇけど洸はさ…」
「樹!」


琉の声が樹の声を遮った。


「琉も知ってたのか?」



静かに頷いた。


「あいつは気づいてないみたいだけどな」


「そうか…複雑だな‥」



2人がこんな話をしてるなんて私は知るよしもなかった。










「ねぇ、洸くん。晩ご飯なににしたらいいかな?」


私達は近くのスーパーにいた。



「俺は…ご飯に合うやつなら何でもいいや!」

< 62 / 231 >

この作品をシェア

pagetop