秘密な私の愛しき人
「そうだね。私達はまだ未成年だから飲めないから、ちょっとつまんないね!」



洸くんもあの中に入りたいんだよね!



「でも俺より穂樺のほうが大人になりたいんじゃないの?」


「えっ!?どうして?」



「だって・・早く兄貴の奥さんって言ってもらいたいんだろ?」


「確かにそうだけど……でも、学生生活も好きだよ!皆いるしね」


もう少しこの生活を続けたい…最近はそう思えるようにもなった。



「そっか…穂樺、強くなったな」


洸くんは優しい笑顔で言った。


「結婚したてのときは全然、余裕なくて学校でも緊張してた感じだったのにな」


「そんなんだったの?!私…」



「有川とか心配してたんだぜ。…まぁ元気になってよかったけど」

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