秘密な私の愛しき人
こうしていつもの毎日が始まると思ってた。




でも嵐は急にやってくる。
それは夕方に起こった。











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「琉ちゃん、もうそろそろかな?」



学校が終わり、今は夕方。晩ご飯を作りながら琉ちゃんの帰りを待っていた。



今日は琉ちゃんの好きな肉じゃがなんだよね♪



“ピンポーン”


ウキウキしているとインターホンが鳴った。



琉ちゃんかな?



私は玄関のドアを開けた。


この扉が私達にとってのパンドラの箱のふたとなった。



「はい」


ドアを開けるとそこには女の人が立っていた。



綺麗…



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