秘密な私の愛しき人
えっと…2人は知り合い?

しかも、お互い名前呼び捨てしてる。


私の心の中には?がいっぱい浮かんだ。



「ねぇ、琉。あの子は…」


そう言って私をチラッと見た。


あっ!


「わ、私は琉兄ちゃんの親戚の者です」


すかさず私は嘘を言って笑った。



「ねっ?琉兄ちゃん?!」


私は念押しをした。



「あっ…あぁ」


琉ちゃんは少し不機嫌そうに答える。



「そうなんだ…」


小実さんは明らかに安心したような声を出した。



もしかしてこの人……



「なんで小実がいるわけ?」


琉ちゃんが小実さんに問う。



「琉の家の鍵を返しにきたの」


えっ・・・

なんで小実さんが鍵を…?


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