秘密な私の愛しき人
「はぁ~…。小実、一回話そ。穂樺、悪いな」



「ううん」


私はそれしか言えなくて2人はエレベーターに乗って行った。


私はすぐに玄関に入った。



「ふ……ふぇ…」


涙が溢れてきて、そのまま座り込んでしまった。



「りゅ・・・・・ちゃ・・・」


涙が止まらない。



すごくつらかった。あの2人が話しているところを見て。


本当はわかってる。仕方ないことだってこと。
琉ちゃんはカッコいいし過去に彼女の1人や2人いるなんて不思議じゃない。


それでも2人を見てお似合いだと思ってしまった。私よりずっと…

それと同時に琉ちゃんには私よりも小実さんのほうがいいのかなって。


私の中に黒いモヤモヤしたもで溢れている。


< 79 / 231 >

この作品をシェア

pagetop