秘密な私の愛しき人
そ、それは・・・



正直、帰りたくないし琉ちゃんの顔すらまともに見れる自信もない。



「……なんなら俺ん家に泊まる?」


私が黙っていたら洸くんが提案した。



私はびっくりして顔をあげた。



「洸くんの家に…?」



「そう。学校からもそんなに遠くないし、それにて琉とも会わずに済むしな」



確かに。



「洸!ナイスアイディア!
そうよ、穂樺ちゃん。今日…ううん当分、うちに泊まりなさいよ」



おばさんが元気よく言った。



「えっ!でも…」


おばさん達に迷惑かけるんじゃ…



「穂樺ちゃん次第だけど私は大歓迎よ!」


おばさんは暖かく言ってくれた。



「あ、ありがとうございます」


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