Love Step
数日が経った土曜日の朝。
朝食を食べたゆきちゃんが仕事に行ってしまうと暇になった。
ゆきちゃんとお休みが合わないな……。
デートをしたいと思ってもなかなか行けない。
リビングでテレビを見ているとインターホンが鳴った。
「誰だろう……」
インターホンの画面に映っているのはゆずるさんだった。
「ゆずるさん どうして?陸君は?」
今日は陸を連れていない。
「健太郎が休みだから置いてきちゃったわ」
そう言いながら靴を脱いでいるゆずるさんの両手にはたくさんの紙袋。
「陸がいるとお買い物もゆっくり出来ないから」
美しい笑みを浮かべているゆずるさんはゆきちゃんに似ている。
ううん、こういう場合 ゆきちゃんがゆずるさんに似ているんだよね。
姉弟だけあって雰囲気が良く似ている。
「すごい荷物……」
たくさんの紙袋を見て呆気に取られる。
よくぞここまで運べたなと感心する。
「お買い物~ 楽しかったわ 杏梨ちゃんのお洋服、選ぶの楽しくって~ もう持てないと思ったからやめたのよ?」
ソファーの上にドサッとたくさんの紙袋を置くと忙しそうに出し始めた。
「わたしのお洋服?」
次々と出される洋服を見て驚く。
「そうよ~ 雪哉の連れて行ったお店って千代美さんのとこでしょ?あそこは女の子っぽ過ぎるからわたしが違うお店で勝手に選んできたわ~あ、無理に着なくていいのよ?わたしが勝手に買ってきたんだから」
口をポカンと開けている杏梨にゆずるは嫌悪感を受けないように急いで言った。
「……ゆずるさん ありがとうございます」
気にかけてくれこんなにたくさんのお洋服を買って来てくれたゆずるさんに感謝だ。
「そんなに他人行儀にならないで?わたしたちは義姉妹なのよ?」
スカートやカラフルなTシャツ デニムのショートパンツやゆったりとしたトップス、それにフェミニン過ぎないワンピースもあった。
それらを手にした杏梨の目が輝いている。
そんな杏梨を見てゆずるは満足げに微笑んだ。
やっぱり女の子だわね 拒絶されなくて良かったわ。
朝食を食べたゆきちゃんが仕事に行ってしまうと暇になった。
ゆきちゃんとお休みが合わないな……。
デートをしたいと思ってもなかなか行けない。
リビングでテレビを見ているとインターホンが鳴った。
「誰だろう……」
インターホンの画面に映っているのはゆずるさんだった。
「ゆずるさん どうして?陸君は?」
今日は陸を連れていない。
「健太郎が休みだから置いてきちゃったわ」
そう言いながら靴を脱いでいるゆずるさんの両手にはたくさんの紙袋。
「陸がいるとお買い物もゆっくり出来ないから」
美しい笑みを浮かべているゆずるさんはゆきちゃんに似ている。
ううん、こういう場合 ゆきちゃんがゆずるさんに似ているんだよね。
姉弟だけあって雰囲気が良く似ている。
「すごい荷物……」
たくさんの紙袋を見て呆気に取られる。
よくぞここまで運べたなと感心する。
「お買い物~ 楽しかったわ 杏梨ちゃんのお洋服、選ぶの楽しくって~ もう持てないと思ったからやめたのよ?」
ソファーの上にドサッとたくさんの紙袋を置くと忙しそうに出し始めた。
「わたしのお洋服?」
次々と出される洋服を見て驚く。
「そうよ~ 雪哉の連れて行ったお店って千代美さんのとこでしょ?あそこは女の子っぽ過ぎるからわたしが違うお店で勝手に選んできたわ~あ、無理に着なくていいのよ?わたしが勝手に買ってきたんだから」
口をポカンと開けている杏梨にゆずるは嫌悪感を受けないように急いで言った。
「……ゆずるさん ありがとうございます」
気にかけてくれこんなにたくさんのお洋服を買って来てくれたゆずるさんに感謝だ。
「そんなに他人行儀にならないで?わたしたちは義姉妹なのよ?」
スカートやカラフルなTシャツ デニムのショートパンツやゆったりとしたトップス、それにフェミニン過ぎないワンピースもあった。
それらを手にした杏梨の目が輝いている。
そんな杏梨を見てゆずるは満足げに微笑んだ。
やっぱり女の子だわね 拒絶されなくて良かったわ。