Love Step
「気に入ったのがあったら、着替えてみたらどうかしら?」
「えっ……」
杏梨は一瞬驚いた顔になる。
「い、今?」
「無理強いはしないわ でもわたしたち2人だけだから」
男性はいないから安心してね?と言う意味だ。
考え込んだ表情になった杏梨だがすぐにゆずるに頷いた。
たくさん買ってきてくれた洋服の中で、杏梨が選んで着たのはごく普通の黒地にピンクのロゴが描かれているTシャツと膝丈の白い綿素材のふんわりしたスカートだった。
自分の部屋で着替えた杏梨はこわごわとゆずるのいるリビングに戻ってきた。
もじもじとした動作にゆずるは顔には出さなかったが心の中で可愛いと笑う。
可愛すぎるわね、これじゃあ雪哉が焦るのも無理ないわ。
「ど、どう……かな? スカートがスースーして……恥ずかしい……」
「可愛いわ~ よく似合っている 杏梨ちゃん 自信持って」
きれいなゆずるさんにそう言ってももらえると自信が出てくる気がする。
「雪哉も喜ぶわよ」
「喜んでくれるかな……」
照れた顔の杏梨を見てゆずるは満面の笑みで頷いた。
昔の杏梨ちゃんに少しずつ戻ってきている。
いいえ、昔より可愛くなってきている。
雪哉もうかうかしていられないわね。
2人の恋の進展を知らないゆずるは心配していた。
「着替えないで待っていなさいね?雪哉が一番楽しみにしているんだから ね?」
ゆずるさんが帰ったあと、他の服も着てみた。
ゆきちゃんが好きなお洋服は……千代美さんのお店で売っていたような服なのかな……。だとしたらTシャツにスカートよりフェミニンなワンピースの方が気に入ってもらえるんだよね?
まだ袖を通していないベビーピンク色のフェミニンなワンピース。
クローゼットに吊るしたそれを杏梨は手に取った。
う~ 着るには勇気がいる……。
だめだめ、ゆきちゃんに喜んでもらいたい。
杏梨は心に決めてハンガーからワンピースを取ると着替えた。
「えっ……」
杏梨は一瞬驚いた顔になる。
「い、今?」
「無理強いはしないわ でもわたしたち2人だけだから」
男性はいないから安心してね?と言う意味だ。
考え込んだ表情になった杏梨だがすぐにゆずるに頷いた。
たくさん買ってきてくれた洋服の中で、杏梨が選んで着たのはごく普通の黒地にピンクのロゴが描かれているTシャツと膝丈の白い綿素材のふんわりしたスカートだった。
自分の部屋で着替えた杏梨はこわごわとゆずるのいるリビングに戻ってきた。
もじもじとした動作にゆずるは顔には出さなかったが心の中で可愛いと笑う。
可愛すぎるわね、これじゃあ雪哉が焦るのも無理ないわ。
「ど、どう……かな? スカートがスースーして……恥ずかしい……」
「可愛いわ~ よく似合っている 杏梨ちゃん 自信持って」
きれいなゆずるさんにそう言ってももらえると自信が出てくる気がする。
「雪哉も喜ぶわよ」
「喜んでくれるかな……」
照れた顔の杏梨を見てゆずるは満面の笑みで頷いた。
昔の杏梨ちゃんに少しずつ戻ってきている。
いいえ、昔より可愛くなってきている。
雪哉もうかうかしていられないわね。
2人の恋の進展を知らないゆずるは心配していた。
「着替えないで待っていなさいね?雪哉が一番楽しみにしているんだから ね?」
ゆずるさんが帰ったあと、他の服も着てみた。
ゆきちゃんが好きなお洋服は……千代美さんのお店で売っていたような服なのかな……。だとしたらTシャツにスカートよりフェミニンなワンピースの方が気に入ってもらえるんだよね?
まだ袖を通していないベビーピンク色のフェミニンなワンピース。
クローゼットに吊るしたそれを杏梨は手に取った。
う~ 着るには勇気がいる……。
だめだめ、ゆきちゃんに喜んでもらいたい。
杏梨は心に決めてハンガーからワンピースを取ると着替えた。