Love Step
「可愛いよ」
抱きしめたまま言うと杏梨は腕の中から顔を上げた。
可愛すぎてやっぱり前の姿になってもらいたいと思ってしまう。自分の忍耐力がどこまで続けられるか自信がない。
「本当っ!?良かった~ さっきまで着替えようって思っていたんだよ この他にもたくさん買って来てくれたから」
雪哉の反応にホッと安堵した杏梨は少し興奮気味に言う。
服を喜ぶ杏梨を見て雪哉は姉に嫉妬を覚えた。
本当ならば自分がすべて揃えてやりたかった。
まあ、杏梨が喜んでいるからよしとするか。
杏梨は抱きしめられたままの状態に恥ずかしさと戸惑いを覚えて雪哉の腕の中から抜け出した。
「ご、ご飯の用意するね」
クルッと回れ右をしてキッチンに向かおうとする。
「杏梨」
雪哉は杏梨の腕を掴み引き寄せるともう一度抱きしめた。
「恥ずかしい?」
視線を合わせないように頷く杏梨。
「あ、当たり前だよっ」
「可愛すぎて人には見せたくないな」
雪哉の甘い言葉に返す言葉もない。
困っているとさらに甘い言葉が……。
「こんな姿で歩かせるのは心配だな」
「ゆきちゃん、そういう言葉たくさんの人に言ったでしょ?」
言い慣れているに違いない……。
つい聞いてみたくなった。
「杏梨だけだよ」
すぐに返事が返ってくる。
「うそだぁ 絶対に今までの彼女さんたちに言ってる……」
そう考えると杏梨の頬がプクッとふくれた。
「もし……言っていたとしても過去の事だろ?」
あ、ひらきなおり……。
ますます杏梨の頬がふくれた時、雪哉の人差し指が唇に触れた。
抱きしめたまま言うと杏梨は腕の中から顔を上げた。
可愛すぎてやっぱり前の姿になってもらいたいと思ってしまう。自分の忍耐力がどこまで続けられるか自信がない。
「本当っ!?良かった~ さっきまで着替えようって思っていたんだよ この他にもたくさん買って来てくれたから」
雪哉の反応にホッと安堵した杏梨は少し興奮気味に言う。
服を喜ぶ杏梨を見て雪哉は姉に嫉妬を覚えた。
本当ならば自分がすべて揃えてやりたかった。
まあ、杏梨が喜んでいるからよしとするか。
杏梨は抱きしめられたままの状態に恥ずかしさと戸惑いを覚えて雪哉の腕の中から抜け出した。
「ご、ご飯の用意するね」
クルッと回れ右をしてキッチンに向かおうとする。
「杏梨」
雪哉は杏梨の腕を掴み引き寄せるともう一度抱きしめた。
「恥ずかしい?」
視線を合わせないように頷く杏梨。
「あ、当たり前だよっ」
「可愛すぎて人には見せたくないな」
雪哉の甘い言葉に返す言葉もない。
困っているとさらに甘い言葉が……。
「こんな姿で歩かせるのは心配だな」
「ゆきちゃん、そういう言葉たくさんの人に言ったでしょ?」
言い慣れているに違いない……。
つい聞いてみたくなった。
「杏梨だけだよ」
すぐに返事が返ってくる。
「うそだぁ 絶対に今までの彼女さんたちに言ってる……」
そう考えると杏梨の頬がプクッとふくれた。
「もし……言っていたとしても過去の事だろ?」
あ、ひらきなおり……。
ますます杏梨の頬がふくれた時、雪哉の人差し指が唇に触れた。