Love Step
「キスマークぅ!?」
素っ頓狂な声を上げる杏梨に笑いが止まらない。
一つ一つ教えていくのがたまらなく楽しい。
「俺の物だと言う印」
「こんな所、誰も見ないよ」
「どこにでもできるけど?見える所は困るだろ?」
「う……」
笑ってもう一度キスマークをつけようとした時、雪哉の携帯電話が鳴った。
「ゆきちゃん、電話が鳴ってるよ?」
雪哉の唇が喉元に近づき杏梨は固まったまま瞳を泳がせた。
「いい……」
華奢な鎖骨に唇が触れる。
「ぁ……」
~~~~♪
まだ携帯電話の着信音は止まらない。
「ゆきちゃん、まだ鳴ってる……」
「レッスンは終わってない」
鎖骨から胸に移動しようとする。
「だ、だめっ!気になってレッスンどころじゃないもん!」
杏梨は雪哉の身体を押しのけた。
「……分かったよ」
不機嫌な顔で立ち上がるとテーブルに置かれていた携帯電話を取りに行く。
あんな顔もするんだ……。
可愛い……。
不機嫌そうな顔は少年のようで杏梨の心をくすぐる。
電話に出ながら雪哉は杏梨のいるソファーに戻ってきた。
「はぁ~ 姉貴 何の用?」
そう言いながら杏梨の横に座る。
『なんか嫌な事でもあった?』
ぶっきらぼうな弟の声にゆずるが尋ねる。
『あ!もしかして杏梨ちゃんの服を勝手に買ったから怒っているの?』
それも少しは当たっている。
「そんな事ないよ」
口では否定。
『本当に?杏梨ちゃん可愛いでしょう?』
「杏梨はどんな格好をしていても可愛いさ」
しれっと言う弟の言葉にゆずるは笑った。
隣で聞いていた杏梨は雪哉の言葉に一瞬唖然となってから一気に顔を赤くした。
なに言っちゃってるのぅ……。
電話に出ながら片方の手で髪をゆっくり梳かれているのも戸惑うばかりだ。
「杏梨も喜んでいるよ サンキュウ 姉貴」
『雪哉だけの杏梨ちゃんじゃありませんからね』
そう言って笑うと電話が切れた。
素っ頓狂な声を上げる杏梨に笑いが止まらない。
一つ一つ教えていくのがたまらなく楽しい。
「俺の物だと言う印」
「こんな所、誰も見ないよ」
「どこにでもできるけど?見える所は困るだろ?」
「う……」
笑ってもう一度キスマークをつけようとした時、雪哉の携帯電話が鳴った。
「ゆきちゃん、電話が鳴ってるよ?」
雪哉の唇が喉元に近づき杏梨は固まったまま瞳を泳がせた。
「いい……」
華奢な鎖骨に唇が触れる。
「ぁ……」
~~~~♪
まだ携帯電話の着信音は止まらない。
「ゆきちゃん、まだ鳴ってる……」
「レッスンは終わってない」
鎖骨から胸に移動しようとする。
「だ、だめっ!気になってレッスンどころじゃないもん!」
杏梨は雪哉の身体を押しのけた。
「……分かったよ」
不機嫌な顔で立ち上がるとテーブルに置かれていた携帯電話を取りに行く。
あんな顔もするんだ……。
可愛い……。
不機嫌そうな顔は少年のようで杏梨の心をくすぐる。
電話に出ながら雪哉は杏梨のいるソファーに戻ってきた。
「はぁ~ 姉貴 何の用?」
そう言いながら杏梨の横に座る。
『なんか嫌な事でもあった?』
ぶっきらぼうな弟の声にゆずるが尋ねる。
『あ!もしかして杏梨ちゃんの服を勝手に買ったから怒っているの?』
それも少しは当たっている。
「そんな事ないよ」
口では否定。
『本当に?杏梨ちゃん可愛いでしょう?』
「杏梨はどんな格好をしていても可愛いさ」
しれっと言う弟の言葉にゆずるは笑った。
隣で聞いていた杏梨は雪哉の言葉に一瞬唖然となってから一気に顔を赤くした。
なに言っちゃってるのぅ……。
電話に出ながら片方の手で髪をゆっくり梳かれているのも戸惑うばかりだ。
「杏梨も喜んでいるよ サンキュウ 姉貴」
『雪哉だけの杏梨ちゃんじゃありませんからね』
そう言って笑うと電話が切れた。