Love Step
「じゃあ、私たちも一緒に行けば良いんじゃない?」


彩が峻に助け舟を出した。


自分も雪哉と食事が出来ればうれしい。


「これから仕事があるだろう?」


その為にヘアーメイクに来たのだ。


「1時間位で終わるわ 雑誌の対談だけだから」


対談場所はこの近くの高級ホテル。


移動に時間を取られない。


「ね?お願い 私も雪哉と久しぶりにお食事したいわ」


にっこり微笑み少し甘えた声で言う。


その親しげな仕草に杏梨はムッとしてしまう。


雪哉は少し間を置いてから了承した。



峻が杏梨をどう見ているのか知りたかったから食事に行く事を受けたのだ。




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