Love Step
「何を言っているんだ?」
「わたしの事、好きだよね?」
どうしてもゆきちゃんの口から聞きたい。
「俺がどう思っているのか知っているだろう?」
「……」
答えない杏梨にため息が出る。
髪をかきあげ杏梨を見つめる。
「何を確かめたいんだい?」
「確かめたい?ううん 違うのっ 確かめたいんじゃなくてわたしの事が好きだって言って欲しいの」
言ってしまうと恥ずかしくなってそっぽを向いてしまう。
いや、同じ事だろう……。
俺の口から愛を確かめたいんだ。
何を不安になっているのやら……。
「何かあったのか?」
大きな手で頬を包み込まれ顔を上げられてしまう。
逃れられずにゆきちゃんの顔を見ているとゆっくりと顔が近づいてきた。
唇と唇がくっつきそうなくらいに近づいている。
「言って、杏梨」
声は気のせいか艶(つや)を増したように聞こえる。
このゆきちゃんの怪しい雰囲気に抵抗できる人がいたら見てみたいよっ……。
「わたしの事、好きだよね?」
どうしてもゆきちゃんの口から聞きたい。
「俺がどう思っているのか知っているだろう?」
「……」
答えない杏梨にため息が出る。
髪をかきあげ杏梨を見つめる。
「何を確かめたいんだい?」
「確かめたい?ううん 違うのっ 確かめたいんじゃなくてわたしの事が好きだって言って欲しいの」
言ってしまうと恥ずかしくなってそっぽを向いてしまう。
いや、同じ事だろう……。
俺の口から愛を確かめたいんだ。
何を不安になっているのやら……。
「何かあったのか?」
大きな手で頬を包み込まれ顔を上げられてしまう。
逃れられずにゆきちゃんの顔を見ているとゆっくりと顔が近づいてきた。
唇と唇がくっつきそうなくらいに近づいている。
「言って、杏梨」
声は気のせいか艶(つや)を増したように聞こえる。
このゆきちゃんの怪しい雰囲気に抵抗できる人がいたら見てみたいよっ……。