Love Step
* * * * * *
「ふぁ~……」
杏梨は窓ガラスを拭きながら眠気と戦っていた。
身体を動かさないと立ったまま眠ってしまいそうなくらい。
昨日、寝たのが遅かったから眠いよ……。
雪哉の腕の中で眠った事を思い出して笑みがこぼれる。
「杏梨ちゃん?」
背後からめぐみに声をかけられ、驚いて雑巾を落とした。
「あらあら」
めぐみが屈(かが)んで雑巾を拾ってくれる。
「ありがとうございます」
「雪哉さんが呼んでいるわ」
「あ、はいっ!」
店に来てから顔を見ていなかった。
めぐみにお辞儀をすると杏梨は弾むような足取りで雪哉のオフィスへ向かった。
階段を上がり、ドアをノックして中へ入る。
「ゆきちゃん、用事って……?」
雪哉はパソコンを見ていたが杏梨が入ってくると立ち上がった。
「眠いんだろう?今、カフェオレ作るから座ってて」
隅に用意されているコーヒーメーカーの所へ行くと作り始めた。
杏梨は素直にソファーに座って出来上がるのを眺めていた。
「お待たせ」
黄色のマグカップがコトッと音を立てて杏梨の目の前に置かれた。
「ありがとう♪いただきます」
店内は冷房が効いているので温かいカフェオレだ。
一口飲むとニコッと雪哉に笑う。
「おいしい♪」
相変わらず、コーヒーショップのように美味しいカフェオレ。
「あ!ゆきちゃん、何か用があったんだよね?」
「あぁ、ワシントンに行く日を決めたよ」
「本当に行くの?ゆきちゃんも行けるの?」
行けなくても良いと思っていたけど、行けるのであれば嬉しい。
「長くは滞在できないけどね 8月15日でどうかな?」
自分用に入れたブラックのコーヒーを飲む。
「うん ゆきちゃんが大丈夫ならいいよ」
ゆきちゃんと旅行が出来るっ!
杏梨はわくわくしてきた。
「ふぁ~……」
杏梨は窓ガラスを拭きながら眠気と戦っていた。
身体を動かさないと立ったまま眠ってしまいそうなくらい。
昨日、寝たのが遅かったから眠いよ……。
雪哉の腕の中で眠った事を思い出して笑みがこぼれる。
「杏梨ちゃん?」
背後からめぐみに声をかけられ、驚いて雑巾を落とした。
「あらあら」
めぐみが屈(かが)んで雑巾を拾ってくれる。
「ありがとうございます」
「雪哉さんが呼んでいるわ」
「あ、はいっ!」
店に来てから顔を見ていなかった。
めぐみにお辞儀をすると杏梨は弾むような足取りで雪哉のオフィスへ向かった。
階段を上がり、ドアをノックして中へ入る。
「ゆきちゃん、用事って……?」
雪哉はパソコンを見ていたが杏梨が入ってくると立ち上がった。
「眠いんだろう?今、カフェオレ作るから座ってて」
隅に用意されているコーヒーメーカーの所へ行くと作り始めた。
杏梨は素直にソファーに座って出来上がるのを眺めていた。
「お待たせ」
黄色のマグカップがコトッと音を立てて杏梨の目の前に置かれた。
「ありがとう♪いただきます」
店内は冷房が効いているので温かいカフェオレだ。
一口飲むとニコッと雪哉に笑う。
「おいしい♪」
相変わらず、コーヒーショップのように美味しいカフェオレ。
「あ!ゆきちゃん、何か用があったんだよね?」
「あぁ、ワシントンに行く日を決めたよ」
「本当に行くの?ゆきちゃんも行けるの?」
行けなくても良いと思っていたけど、行けるのであれば嬉しい。
「長くは滞在できないけどね 8月15日でどうかな?」
自分用に入れたブラックのコーヒーを飲む。
「うん ゆきちゃんが大丈夫ならいいよ」
ゆきちゃんと旅行が出来るっ!
杏梨はわくわくしてきた。