Love Step
* * * * * *
ベッドに寝かせると額に手を置く。
「それほどはなさそうだな」
救急箱をリビングから持ってきて体温計を取り出し、杏梨の熱を測る。
「37.3度か……」
夏風邪だろうか……。
胃が気持ち悪いのなら胃腸炎か?
いや、流行っているなんて聞いていないし……。
ここに来て夏の暑さにやられたのかもしれない。
とりあえず、起きたら医者へ行こう。
頬にかかる髪を優しく払った時、ポケットの中の携帯電話が鳴った。
店からだった。
『雪哉さんっ 杏梨ちゃんは大丈夫でしたか?6時半の予約のお客様がお待ちなんですけど』
「そうだった」
時計は6時40分。
「めぐみはそこにいる?いなかったら呼んでくれないか?」
『めぐみです 杏梨ちゃん大丈夫でしたか?』
近くにいたようで、すぐにめぐみが出る。
「俺が店に戻っている間、杏梨に付いていて欲しいんだ」
『もちろんです』
「ありがとう 店で待っていて 鍵を渡すから」
電話を切った雪哉は心配そうに眠っている杏梨を見てから店へ戻った。
ベッドに寝かせると額に手を置く。
「それほどはなさそうだな」
救急箱をリビングから持ってきて体温計を取り出し、杏梨の熱を測る。
「37.3度か……」
夏風邪だろうか……。
胃が気持ち悪いのなら胃腸炎か?
いや、流行っているなんて聞いていないし……。
ここに来て夏の暑さにやられたのかもしれない。
とりあえず、起きたら医者へ行こう。
頬にかかる髪を優しく払った時、ポケットの中の携帯電話が鳴った。
店からだった。
『雪哉さんっ 杏梨ちゃんは大丈夫でしたか?6時半の予約のお客様がお待ちなんですけど』
「そうだった」
時計は6時40分。
「めぐみはそこにいる?いなかったら呼んでくれないか?」
『めぐみです 杏梨ちゃん大丈夫でしたか?』
近くにいたようで、すぐにめぐみが出る。
「俺が店に戻っている間、杏梨に付いていて欲しいんだ」
『もちろんです』
「ありがとう 店で待っていて 鍵を渡すから」
電話を切った雪哉は心配そうに眠っている杏梨を見てから店へ戻った。