Love Step
のろのろとした動作で着替え終わった時、雪哉が部屋のドアをノックした。
なんかタイミングが良くて、すごいなって思っちゃう。
「着替え終わったよ?」
そう言うと、ドアが開きペットボトルのミネラルウォーターを持った雪哉が入って来た。
キャップを取り、杏梨の手に握らせる。
コクコクと水を飲む杏梨を見て、雪哉は病院へ行こうか迷っていた。
「杏梨、病院へ行って診て貰おう」
「え……?そんな……大丈夫だよ さっきよりだいぶ良くなってきているから」
「杏梨……」
心配そうな声に杏梨は笑顔を浮かべた。
「本当に大丈夫だから 明日、ダメそうだったら笹川先生の所へ行ってくるから」
笹川先生とは、前の家の近くにあった病院の女医だ。
男性がまったくダメだった杏梨が唯一見てもらえる医者だった。
「……わかった」
~~~~♪~~~♪
その時、机の上に置かれたバッグの中の携帯電話が鳴った。
「こんな時間に誰だろう……」
杏梨は顔をしかめたが、雪哉は貴美香さんからかもしれないと言ってバッグを取りに行った。
杏梨が携帯電話を手にするまでしつこくなっていた。
「ゆきちゃん、非通知……」
画面に出る非通知の文字。
誰なんだろう……。
「こんな時間に非通知はおかしいな 貸して」
杏梨は雪哉に携帯電話を手渡した。
「はい?」
出てから5秒ほどして電話が切られた。
なんかタイミングが良くて、すごいなって思っちゃう。
「着替え終わったよ?」
そう言うと、ドアが開きペットボトルのミネラルウォーターを持った雪哉が入って来た。
キャップを取り、杏梨の手に握らせる。
コクコクと水を飲む杏梨を見て、雪哉は病院へ行こうか迷っていた。
「杏梨、病院へ行って診て貰おう」
「え……?そんな……大丈夫だよ さっきよりだいぶ良くなってきているから」
「杏梨……」
心配そうな声に杏梨は笑顔を浮かべた。
「本当に大丈夫だから 明日、ダメそうだったら笹川先生の所へ行ってくるから」
笹川先生とは、前の家の近くにあった病院の女医だ。
男性がまったくダメだった杏梨が唯一見てもらえる医者だった。
「……わかった」
~~~~♪~~~♪
その時、机の上に置かれたバッグの中の携帯電話が鳴った。
「こんな時間に誰だろう……」
杏梨は顔をしかめたが、雪哉は貴美香さんからかもしれないと言ってバッグを取りに行った。
杏梨が携帯電話を手にするまでしつこくなっていた。
「ゆきちゃん、非通知……」
画面に出る非通知の文字。
誰なんだろう……。
「こんな時間に非通知はおかしいな 貸して」
杏梨は雪哉に携帯電話を手渡した。
「はい?」
出てから5秒ほどして電話が切られた。