Love Step
雪哉が戻ってくると、女医はちょうど終わった点滴の道具をしまって帰って行った。
「今、お昼作るよ」
先生を玄関まで送った雪哉は、杏梨の部屋に顔を覗かせて言った。
「ゆきちゃん、もう大丈夫だからお店に戻って?」
「病人が何を言っているんだ」
メッと怖い顔をしてから消えた。
まったく焦らせてくれる……。
いくら揺さぶっても杏梨は目を覚まさなかったのだ。
おかしいと感じ、笹川先生を呼んだのだった。
おかゆをお茶碗に半分ほど食べた杏梨はもう一度眠った。
昨日よりは体調が良くなったものの、倦怠感がつきまとう。
寝る前に、「お店に行ってね?」と言うのを忘れなかった。
そう言われても行くつもりは無かった。
~~~♪~~~♪
店からの電話だった。
「はい?」
『雪哉さん、すみません どうしても予約の変更が出来ないお客様がいらしゃって……』
受付の女の子だった。
「上島様か……」
『はい……そうなんです』
「分かったよ 2時の予約だったね?個室に案内しておいて」
そう言うと、気分が晴れたらしく先ほどとはうって変わって明るい返事が聞こえた。
「今、お昼作るよ」
先生を玄関まで送った雪哉は、杏梨の部屋に顔を覗かせて言った。
「ゆきちゃん、もう大丈夫だからお店に戻って?」
「病人が何を言っているんだ」
メッと怖い顔をしてから消えた。
まったく焦らせてくれる……。
いくら揺さぶっても杏梨は目を覚まさなかったのだ。
おかしいと感じ、笹川先生を呼んだのだった。
おかゆをお茶碗に半分ほど食べた杏梨はもう一度眠った。
昨日よりは体調が良くなったものの、倦怠感がつきまとう。
寝る前に、「お店に行ってね?」と言うのを忘れなかった。
そう言われても行くつもりは無かった。
~~~♪~~~♪
店からの電話だった。
「はい?」
『雪哉さん、すみません どうしても予約の変更が出来ないお客様がいらしゃって……』
受付の女の子だった。
「上島様か……」
『はい……そうなんです』
「分かったよ 2時の予約だったね?個室に案内しておいて」
そう言うと、気分が晴れたらしく先ほどとはうって変わって明るい返事が聞こえた。