Love Step
好きな人は・・・
峻と梨沙は居酒屋に来ていた。
テーブルごとにパーテーションで仕切られているので、2人は周りを気にすることなく楽しんでいた。
いや、楽しんでいるのは梨沙だけかもしれない。
峻はどこか上の空で梨沙の言葉にただ相槌をうつだけだ。
そんな峻を見て、梨沙は下唇を噛んだ。
峻くんの態度は気にしない方がいい。
彼が杏梨って言う子を忘れられないのは承知の上で付き合っているんだから。
対面に座っていた梨沙は立ち上がると、思い切って峻の隣に座った。
峻は驚いて梨沙を見た。
「梨沙?」
「いいでしょ?こっちの方がいいの それとも嫌ぁ?」
梨沙の問いに峻はかすかに首を横に振っただけだった。
峻と一緒にいる嬉しさからいつもより多く酎ハイを飲んでしまっている。
赤く火照った頬を峻の肩に乗せた。
「……峻くん……ホテルに行こう……」
峻の腕に腕を絡める。
「お前、酒飲み過ぎ」
「そんな事ないよ~ぉ ねっ?行こうよ~」
「……俺、お前を……」
「言わないでっ!気にしなくて良いからっ」
峻くんの心があたしになくてもいいの。
峻くんを繋ぎとめられるのはこれしかないから……。
それに峻くんはモテるだけあって、Hも上手だから。
「良くなかったら……言わないから……」
「梨沙……」
一途な梨沙に心が動かされそうだ。
「それに……あたしが誘わなかったら、峻くんは誘ってくれないでしょう?」
テーブルごとにパーテーションで仕切られているので、2人は周りを気にすることなく楽しんでいた。
いや、楽しんでいるのは梨沙だけかもしれない。
峻はどこか上の空で梨沙の言葉にただ相槌をうつだけだ。
そんな峻を見て、梨沙は下唇を噛んだ。
峻くんの態度は気にしない方がいい。
彼が杏梨って言う子を忘れられないのは承知の上で付き合っているんだから。
対面に座っていた梨沙は立ち上がると、思い切って峻の隣に座った。
峻は驚いて梨沙を見た。
「梨沙?」
「いいでしょ?こっちの方がいいの それとも嫌ぁ?」
梨沙の問いに峻はかすかに首を横に振っただけだった。
峻と一緒にいる嬉しさからいつもより多く酎ハイを飲んでしまっている。
赤く火照った頬を峻の肩に乗せた。
「……峻くん……ホテルに行こう……」
峻の腕に腕を絡める。
「お前、酒飲み過ぎ」
「そんな事ないよ~ぉ ねっ?行こうよ~」
「……俺、お前を……」
「言わないでっ!気にしなくて良いからっ」
峻くんの心があたしになくてもいいの。
峻くんを繋ぎとめられるのはこれしかないから……。
それに峻くんはモテるだけあって、Hも上手だから。
「良くなかったら……言わないから……」
「梨沙……」
一途な梨沙に心が動かされそうだ。
「それに……あたしが誘わなかったら、峻くんは誘ってくれないでしょう?」