Love Step
真緒さんの部屋に入ると、色々なブルーが目に飛び込んできた。


広いワンフロアーの部屋はブルー色でまとめられていた。


カーテンは深い青色、テレビとソファーの間に配置良く置かれたラグは少し明るいブルー。


ワンフロアーだからベッドも見える。


「青が好きなんですね」


「男っぽい部屋だから驚いたでしょう?海が好きなのよ 暇を見つけて良く潜りに行くわ」


あ……そういえば、熱帯魚らしき置物がたくさんある。


「ここで休んでいて 何か作るから」


お昼の時間はとっくに過ぎていた。


「いいえ、いいんです お腹は空いていないし……」


「だめよ?3度の食事はしっかりとらなくちゃ」


キッチンへ行きかけた真緒は戻ってくると、腰に手を当てて言う。


なんか、ゆずるさんに似ている……。



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