Love Step
峻は雪哉の向こうに見える姉を見た。
彩はベッドに起き上がり雪哉のジャケットの裾を握っていた。
床には割れた花瓶が転がっている。
「姉貴、何しているんだよ!」
峻は割れた破片に気をつけながらベッドに近づいた。
「峻……雪哉さんを引きとめようとしたら花瓶が手に当たって……」
雪哉が片膝をついて破片を集め始めた。
「雪哉さんっ!そんなことしないでっ!」
「俺がやります」
結局、男2人が片付けるとあっという間に終わった。
「姉貴、どうしたんだよ?具合は?」
峻の顔を見た彩は、再び泣き出してしまった。
「もう……芸能界にいられない……」
「彩、大丈夫だよ 訂正記事を出せばいい」
峻の腰に抱きついて泣く彩に雪哉が慰める。
「そんな事をしたら峻に傷が付くわ!」
大きくかぶりを振る。
「姉貴、落ち着いて 俺は大丈夫だよ もともと俺のせいなんだから」
「だめよっ!」
訂正なんかしたら、計画が壊れてしまう。
「必要ならば杏梨に証明させる」
雪哉の言葉に峻はなぜかカチンと来た。
彩はベッドに起き上がり雪哉のジャケットの裾を握っていた。
床には割れた花瓶が転がっている。
「姉貴、何しているんだよ!」
峻は割れた破片に気をつけながらベッドに近づいた。
「峻……雪哉さんを引きとめようとしたら花瓶が手に当たって……」
雪哉が片膝をついて破片を集め始めた。
「雪哉さんっ!そんなことしないでっ!」
「俺がやります」
結局、男2人が片付けるとあっという間に終わった。
「姉貴、どうしたんだよ?具合は?」
峻の顔を見た彩は、再び泣き出してしまった。
「もう……芸能界にいられない……」
「彩、大丈夫だよ 訂正記事を出せばいい」
峻の腰に抱きついて泣く彩に雪哉が慰める。
「そんな事をしたら峻に傷が付くわ!」
大きくかぶりを振る。
「姉貴、落ち着いて 俺は大丈夫だよ もともと俺のせいなんだから」
「だめよっ!」
訂正なんかしたら、計画が壊れてしまう。
「必要ならば杏梨に証明させる」
雪哉の言葉に峻はなぜかカチンと来た。