Love Step
「お願いだからっ!行ってあげてっ!」
「杏梨?」
「……彩さんは今、ゆきちゃんしか頼れないの わたしの事は良いから行ってあげて?」
杏梨はおもむろに立ち上がった。
「杏梨……」
雪哉も立ち上がるとテーブルの上を片付けようとしている杏梨の元へ近づいた。
「ごめん、この埋め合わせは必ずするから」
雪哉は杏梨の華奢な肩を抱き寄せた。
玄関のドアが閉まると杏梨は力なくペタンと床の上に座り込んだ。
喪失感に襲われる。
ちゃんと話せなかったな……。
「杏梨?」
「……彩さんは今、ゆきちゃんしか頼れないの わたしの事は良いから行ってあげて?」
杏梨はおもむろに立ち上がった。
「杏梨……」
雪哉も立ち上がるとテーブルの上を片付けようとしている杏梨の元へ近づいた。
「ごめん、この埋め合わせは必ずするから」
雪哉は杏梨の華奢な肩を抱き寄せた。
玄関のドアが閉まると杏梨は力なくペタンと床の上に座り込んだ。
喪失感に襲われる。
ちゃんと話せなかったな……。