Love Step
気になる
* * * * *
梨沙が楽しそうに洋服を選んでいる。
もう秋冬物がずらーっと並んでいた。
モデルだけど、服にはほとんど興味のない峻には選んで欲しいと言われても分からない。
特に女の子の服は興味がない。
梨沙が買うのを待つ間、隅で携帯電話をいじりながら待っていた。
「あの……」
おどおどした声がした。
携帯電話から顔を上げると目の前に2人の女子高校生が立っていた。
セミロングの髪の女の子の方が峻に話しかけたらしい。
「なに?」
ぶっきらぼうに聞くとたいていはたじろぐ。
「えーっと、モデルの三木 峻さんですよね?」
もう一人の気の強そうなショートヘアーの女の子が聞いてくる。
どこか、杏梨に似ている気がした。
いつもは否定するのに肯定していた。
「そうだけど?」
「きゃーっ!良かった♪あのっ、サイン下さいっ!」
物怖じしないショートヘアーの女の子がノートとボールペンを差し出す。
サインを書き終わると2人は、嬉しそうに何度も振り向きながら去って行った。
梨沙が楽しそうに洋服を選んでいる。
もう秋冬物がずらーっと並んでいた。
モデルだけど、服にはほとんど興味のない峻には選んで欲しいと言われても分からない。
特に女の子の服は興味がない。
梨沙が買うのを待つ間、隅で携帯電話をいじりながら待っていた。
「あの……」
おどおどした声がした。
携帯電話から顔を上げると目の前に2人の女子高校生が立っていた。
セミロングの髪の女の子の方が峻に話しかけたらしい。
「なに?」
ぶっきらぼうに聞くとたいていはたじろぐ。
「えーっと、モデルの三木 峻さんですよね?」
もう一人の気の強そうなショートヘアーの女の子が聞いてくる。
どこか、杏梨に似ている気がした。
いつもは否定するのに肯定していた。
「そうだけど?」
「きゃーっ!良かった♪あのっ、サイン下さいっ!」
物怖じしないショートヘアーの女の子がノートとボールペンを差し出す。
サインを書き終わると2人は、嬉しそうに何度も振り向きながら去って行った。