Love Step
夢の中で幸せな気持ちになった時、杏梨は目覚めた。
隣には羨ましいくらいの長い睫を持った雪哉が眠っている。
2人は向かい合って抱き合うような体勢だった。
もちろん、雪哉の腕は自分のものだと言うように杏梨の腰の上にある。
杏梨の顔に幸せそうな笑みが浮かぶ。
「朝からHな事でも考えているの?」
雪哉だ。
「ゆ、ゆきちゃん!起きていたのっ?」
「杏梨が目覚める前からね」
「なんだ……」
自分の方が早かったのではないと、ちょっとがっかりの杏梨だ。
「夢見が悪かった?」
心配そうな顔で見つめる。
「え?ううん 幸せな夢を見たよ」
もう大丈夫、あの夢になんか負けない。
絶対に負けない気がする。
「幸せな夢で良かった」
眠りながら眉をしかめていたので、雪哉は前に良く見た夢を見たのだろうかと思ったのだ。
辛くないように起こそうと思った時、普通に戻った。
「うん、ゆきちゃんが守ってくれたから」
雪哉は片方の肘をシーツに付き、上半身だけ起こすと杏梨の額に口づけを落とす。
杏梨は雪哉の上半身に何も身につけていないのを目にすると、途端に恥ずかしくなった。
隣には羨ましいくらいの長い睫を持った雪哉が眠っている。
2人は向かい合って抱き合うような体勢だった。
もちろん、雪哉の腕は自分のものだと言うように杏梨の腰の上にある。
杏梨の顔に幸せそうな笑みが浮かぶ。
「朝からHな事でも考えているの?」
雪哉だ。
「ゆ、ゆきちゃん!起きていたのっ?」
「杏梨が目覚める前からね」
「なんだ……」
自分の方が早かったのではないと、ちょっとがっかりの杏梨だ。
「夢見が悪かった?」
心配そうな顔で見つめる。
「え?ううん 幸せな夢を見たよ」
もう大丈夫、あの夢になんか負けない。
絶対に負けない気がする。
「幸せな夢で良かった」
眠りながら眉をしかめていたので、雪哉は前に良く見た夢を見たのだろうかと思ったのだ。
辛くないように起こそうと思った時、普通に戻った。
「うん、ゆきちゃんが守ってくれたから」
雪哉は片方の肘をシーツに付き、上半身だけ起こすと杏梨の額に口づけを落とす。
杏梨は雪哉の上半身に何も身につけていないのを目にすると、途端に恥ずかしくなった。