Love Step
「アルバイトが中途半端になってしまって皆さんに申し訳なくって……」
夏休みいっぱい向こうにいることになってしまったから、アルバイトが中途半端になってしまったことに杏梨は申し訳ないと思っていた。
「杏梨ちゃんはオーナーの義妹なんだから気にしなくて良いのよ」
もうそろそろ店を出ようとした時、テーブルの上に置いておいた杏梨の携帯電話が振動した。
ゆきちゃんだ。
着信の文字に杏梨の胸がトクンと鳴った。
「も、もしもし……」
店の中なので声を小声で出る。
『杏梨、どこにいる?迎えに行こうか?』
雪哉は杏梨に用意したプレゼントを取りに行き、店を出たところだった。
「ううん、大丈夫 表参道なんだけど、途中まで琴美さんと一緒だから」
『そうか、わかった 気をつけておいで』
今、杏梨と一緒にいる琴美に嫉妬してしまいそうな雪哉だった。
「オーナーから電話?」
電話を切った杏梨に琴美が聞く。
「はい、迎えに行こうかって」
「愛されているのね~」
嬉しそうな杏梨を茶化す琴美だった。
断ってくれて良かったわ 迎えに来られたら計画がダメになってしまう。
夏休みいっぱい向こうにいることになってしまったから、アルバイトが中途半端になってしまったことに杏梨は申し訳ないと思っていた。
「杏梨ちゃんはオーナーの義妹なんだから気にしなくて良いのよ」
もうそろそろ店を出ようとした時、テーブルの上に置いておいた杏梨の携帯電話が振動した。
ゆきちゃんだ。
着信の文字に杏梨の胸がトクンと鳴った。
「も、もしもし……」
店の中なので声を小声で出る。
『杏梨、どこにいる?迎えに行こうか?』
雪哉は杏梨に用意したプレゼントを取りに行き、店を出たところだった。
「ううん、大丈夫 表参道なんだけど、途中まで琴美さんと一緒だから」
『そうか、わかった 気をつけておいで』
今、杏梨と一緒にいる琴美に嫉妬してしまいそうな雪哉だった。
「オーナーから電話?」
電話を切った杏梨に琴美が聞く。
「はい、迎えに行こうかって」
「愛されているのね~」
嬉しそうな杏梨を茶化す琴美だった。
断ってくれて良かったわ 迎えに来られたら計画がダメになってしまう。