Love Step
病院を出てめぐみと別れた琴美は携帯電話をバッグから取り出した。
リダイヤルボタンを押してどこかへかける。
『琴美、どうだった?』
琴美が昼間にかけた若い男がでた。
「あきら、直前に躊躇(ちゅうちょ)したでしょ!?」
琴美の心の中で怒りがふつふつとしていた。
電話の向こうで腹をたてている琴美の声を聞いてあきらは愉快そうに笑った。
『ほんと、お前って悪女だな?』
「そうよ、あの子にはとことん不幸になってもらわないと 健次はたった一度の過ちでこの世からいなくなったんだから」
自殺したのは杏梨のせいのように思っている。
『あの子、めちゃくちゃ可愛かったじゃん』
「だから余計に憎たらしいのよ 素敵な家族に、すべてを兼ね備えた彼氏がいるわ!あの子は恵まれすぎている だから見ていると余計に苛立つの 不幸にしたいの!」
『琴美には俺がいるだろ?お前の為ならなんだってやってやるよ』
「ありがとう あきら あのこのケガ、思ったより酷くなかったの また考える事にするわ」
リダイヤルボタンを押してどこかへかける。
『琴美、どうだった?』
琴美が昼間にかけた若い男がでた。
「あきら、直前に躊躇(ちゅうちょ)したでしょ!?」
琴美の心の中で怒りがふつふつとしていた。
電話の向こうで腹をたてている琴美の声を聞いてあきらは愉快そうに笑った。
『ほんと、お前って悪女だな?』
「そうよ、あの子にはとことん不幸になってもらわないと 健次はたった一度の過ちでこの世からいなくなったんだから」
自殺したのは杏梨のせいのように思っている。
『あの子、めちゃくちゃ可愛かったじゃん』
「だから余計に憎たらしいのよ 素敵な家族に、すべてを兼ね備えた彼氏がいるわ!あの子は恵まれすぎている だから見ていると余計に苛立つの 不幸にしたいの!」
『琴美には俺がいるだろ?お前の為ならなんだってやってやるよ』
「ありがとう あきら あのこのケガ、思ったより酷くなかったの また考える事にするわ」