Love Step
杏梨は原付バイクの鍵を手にして玄関を出た。
原付バイクは地下駐車場に置いてある。
雪哉が上のスペースよりここの方が良いからと言って車一台分のスペースを借りたのだ。
エンジンをかけて原付バイクを走らせる。
「あ……」
地下駐車場から外に出ると一昨日からの雨は止んでいなかった。
明るいせいで雨は降っていないと思っていた。
だが、もうすぐ止みそうな位の小雨。
「これくらいなら行っちゃおう」
杏梨は慎重にバイクを走らせた。
走っていると小雨だった雨は少し粒が大きくなりヘルメットの前を濡らしていく。
学校へ着いたらびしょびしょだぁ……。
最悪~などと考えながら角を曲がった。
曲がると向こうからスポーツカータイプの車が走ってきた。
そしてその車はちょうど杏梨の横で水溜りを跳ね上げ、一瞬で杏梨の視界を真っ暗にした。
「きゃーっ!」
一瞬の出来事に杏梨は視界を失いハンドルを取られ転倒しバイクごと横滑りした。
原付バイクは地下駐車場に置いてある。
雪哉が上のスペースよりここの方が良いからと言って車一台分のスペースを借りたのだ。
エンジンをかけて原付バイクを走らせる。
「あ……」
地下駐車場から外に出ると一昨日からの雨は止んでいなかった。
明るいせいで雨は降っていないと思っていた。
だが、もうすぐ止みそうな位の小雨。
「これくらいなら行っちゃおう」
杏梨は慎重にバイクを走らせた。
走っていると小雨だった雨は少し粒が大きくなりヘルメットの前を濡らしていく。
学校へ着いたらびしょびしょだぁ……。
最悪~などと考えながら角を曲がった。
曲がると向こうからスポーツカータイプの車が走ってきた。
そしてその車はちょうど杏梨の横で水溜りを跳ね上げ、一瞬で杏梨の視界を真っ暗にした。
「きゃーっ!」
一瞬の出来事に杏梨は視界を失いハンドルを取られ転倒しバイクごと横滑りした。