Love Step
「あら、狸寝入り?杏梨ちゃんのおはようのキスでも待っていたのかしら?」
「姉さんの声がうるさくて目が覚めたんだよ それにキスを待つのは嫌いなんだ」
そう言って伸びをしている。
うわーん……姉弟でそんな話はしないで下さい……。
杏梨は恥ずかしくなって聞かなかったことにしようと、旅行バッグの横に買ってきたお土産を置きに行った。
「久しぶりにこんな時間に寝たな」
「陸を寝かしつけるといつの間にか自分も寝ちゃうのよね」
そう言いながらお膳のお茶セットの蓋を開けている。
「杏梨ちゃん、お茶を飲みましょう~」
「あ、は~い」
部屋に戻りながら買ったお饅頭でお茶をしようと言っていたのだ。
杏梨が雪哉の隣にちょこんと座る。
「さっきの話だけど」
「?」
杏梨が小首をかしげ雪哉を見る。
「まだ赤ん坊は早いけれど、いずれは杏梨に似た女の子が欲しいよ」
「でしょ~ きっと食べちゃいたいくらいに可愛いわよ~ 絶対に嫁にはやらん!って言いそうよね 雪哉は」
お茶を2人の前に置くと、今度はお饅頭の包み紙を開けている。
「否定はしないけどね」
そう言ってお茶を飲んだ雪哉だった。
「姉さんの声がうるさくて目が覚めたんだよ それにキスを待つのは嫌いなんだ」
そう言って伸びをしている。
うわーん……姉弟でそんな話はしないで下さい……。
杏梨は恥ずかしくなって聞かなかったことにしようと、旅行バッグの横に買ってきたお土産を置きに行った。
「久しぶりにこんな時間に寝たな」
「陸を寝かしつけるといつの間にか自分も寝ちゃうのよね」
そう言いながらお膳のお茶セットの蓋を開けている。
「杏梨ちゃん、お茶を飲みましょう~」
「あ、は~い」
部屋に戻りながら買ったお饅頭でお茶をしようと言っていたのだ。
杏梨が雪哉の隣にちょこんと座る。
「さっきの話だけど」
「?」
杏梨が小首をかしげ雪哉を見る。
「まだ赤ん坊は早いけれど、いずれは杏梨に似た女の子が欲しいよ」
「でしょ~ きっと食べちゃいたいくらいに可愛いわよ~ 絶対に嫁にはやらん!って言いそうよね 雪哉は」
お茶を2人の前に置くと、今度はお饅頭の包み紙を開けている。
「否定はしないけどね」
そう言ってお茶を飲んだ雪哉だった。