Love Step
ゆきちゃんが琴美さんをどう思っているか聞いてしまったから会いに行くのが後ろめたくなっちゃうよ。
それでもお土産を渡したくてネイルサロンへ向かった。
入り口のドアは開いていた。
ドアに近づくと琴美の声が聞こえてきた。
接客中なんだ……。
「とにかくヘアサロンのスタッフに用事を頼まないで欲しい」
引き返そうとしたところで雪哉の声が聞こえてきて杏梨の足が止まる。
ゆきちゃん……?
開いているドアからこっそり顔を覗かせる。
ちょうど2人の横顔が見える。
「でも本当に忙しくて……」
琴美が弱々しく首を横に振っている。
「確かに忙しい時もあるだろう だが、その為の予約制を導入しているんだ うまくやって欲しい 近々新しいネイリストの募集をかける予定だ 入れば楽になるだろう」
新しいネイリストさんを入れるんだ……。
もう少ししたら来よう。
そう思って杏梨が顔を引っ込めようとした時、雪哉がこちらを見た。
ばっちり目と目があってしまい杏梨は気まずそうな顔になる。
「杏梨……」
やっぱり来たのか……。
琴美もドアの方へ顔を向けた。
それでもお土産を渡したくてネイルサロンへ向かった。
入り口のドアは開いていた。
ドアに近づくと琴美の声が聞こえてきた。
接客中なんだ……。
「とにかくヘアサロンのスタッフに用事を頼まないで欲しい」
引き返そうとしたところで雪哉の声が聞こえてきて杏梨の足が止まる。
ゆきちゃん……?
開いているドアからこっそり顔を覗かせる。
ちょうど2人の横顔が見える。
「でも本当に忙しくて……」
琴美が弱々しく首を横に振っている。
「確かに忙しい時もあるだろう だが、その為の予約制を導入しているんだ うまくやって欲しい 近々新しいネイリストの募集をかける予定だ 入れば楽になるだろう」
新しいネイリストさんを入れるんだ……。
もう少ししたら来よう。
そう思って杏梨が顔を引っ込めようとした時、雪哉がこちらを見た。
ばっちり目と目があってしまい杏梨は気まずそうな顔になる。
「杏梨……」
やっぱり来たのか……。
琴美もドアの方へ顔を向けた。