Love Step
琴美の過去
数日が経ち、怪我をしている杏梨は出かけずにマンションにいた。
昼間留守にする雪哉にとっては安心だ。
めぐみが美容専門学校の資料を集めてくれたのでそれを読んだり夏休みの宿題をして過ごしている。
夏休みの宿題は、なんとかギプスから出ている指で書く事は出来た。
力が入らなくてミミズが這ったような字になってしまうが。
今も英語の宿題と電子辞書を前にして宿題をしている。
そこへ机の上に置いていた携帯電話が鳴った。
8月のお盆が過ぎて田舎から香澄が帰ってきて会おうと言う電話だった。
退屈していた杏梨は香澄に会えると喜んだ。
* * * * * *
ピンポーン
インターホンが鳴り、香澄が来た事を知らせる。
杏梨はロビーの扉のロックを解除した。
「杏梨~ 会いたかったよ~」
ドアが開いて目と目が合った瞬間、香澄は杏梨に抱き付いた。
「また雰囲気、変わってる!」
1週間ほど前に遼平が施術してくれたヘアスタイルに香澄は目を真ん丸くした。
「うん」
急きょヘアーカタログのモデルをした事を言った。
「なんだかすごい夏休みを過ごしてるね?」
メールでアメリカへ行くと聞いて羨ましかったが、その後階段から落ちてケガを知らせるメール。
そしてその後のメールで雪哉と婚約したと知らされた。
「あーーーーーーっ!そうだ!エンゲージリング見せてっ!」
今左手には指輪はなかった。
昼間留守にする雪哉にとっては安心だ。
めぐみが美容専門学校の資料を集めてくれたのでそれを読んだり夏休みの宿題をして過ごしている。
夏休みの宿題は、なんとかギプスから出ている指で書く事は出来た。
力が入らなくてミミズが這ったような字になってしまうが。
今も英語の宿題と電子辞書を前にして宿題をしている。
そこへ机の上に置いていた携帯電話が鳴った。
8月のお盆が過ぎて田舎から香澄が帰ってきて会おうと言う電話だった。
退屈していた杏梨は香澄に会えると喜んだ。
* * * * * *
ピンポーン
インターホンが鳴り、香澄が来た事を知らせる。
杏梨はロビーの扉のロックを解除した。
「杏梨~ 会いたかったよ~」
ドアが開いて目と目が合った瞬間、香澄は杏梨に抱き付いた。
「また雰囲気、変わってる!」
1週間ほど前に遼平が施術してくれたヘアスタイルに香澄は目を真ん丸くした。
「うん」
急きょヘアーカタログのモデルをした事を言った。
「なんだかすごい夏休みを過ごしてるね?」
メールでアメリカへ行くと聞いて羨ましかったが、その後階段から落ちてケガを知らせるメール。
そしてその後のメールで雪哉と婚約したと知らされた。
「あーーーーーーっ!そうだ!エンゲージリング見せてっ!」
今左手には指輪はなかった。