Love Step
「ゆきちゃん、もう琴美さんに会わないからね 安心してね」
「分かってくれて良かった」
「……解雇されちゃうの?」
その時、雪哉はまだ杏梨が琴美の方に気持ちがあると感じた。
解雇されちゃうの?と解雇するの?では立場が琴美の方で聞いている。
バカが付くほどほど優しすぎるな 杏梨は……。
「いや、問題はあるけれど腕はいいんだ もう1人ネイリストを入れるから少し変わると思う それに解雇しないのは彼女の行動を把握するためだけだ」
「琴美さんはゆきちゃんが知っている事を知ってるの?」
「うすうす何かがおかしいとは思っていると思うよ バカな女性ではないからね」
「……そうなんだ……あっ!ゆきちゃん 遅刻しちゃう 朝ごはん食べよ?」
リビングに向かおうとする杏梨の手が掴まれる。
「酷い顔をしているよ 顔を洗ってきて?」
「あっ……う、うん!」
少しはにかんだ笑みを浮かべた杏梨は洗面所へ行った。
* * * * * *
雪哉が行ってしまうと杏梨はもう一度眠ることにした。
ほとんど眠っていないせいで頭がぼうっとしてしまう。
ベッドに入り目を閉じるとあっという間に眠りに就いた。
「分かってくれて良かった」
「……解雇されちゃうの?」
その時、雪哉はまだ杏梨が琴美の方に気持ちがあると感じた。
解雇されちゃうの?と解雇するの?では立場が琴美の方で聞いている。
バカが付くほどほど優しすぎるな 杏梨は……。
「いや、問題はあるけれど腕はいいんだ もう1人ネイリストを入れるから少し変わると思う それに解雇しないのは彼女の行動を把握するためだけだ」
「琴美さんはゆきちゃんが知っている事を知ってるの?」
「うすうす何かがおかしいとは思っていると思うよ バカな女性ではないからね」
「……そうなんだ……あっ!ゆきちゃん 遅刻しちゃう 朝ごはん食べよ?」
リビングに向かおうとする杏梨の手が掴まれる。
「酷い顔をしているよ 顔を洗ってきて?」
「あっ……う、うん!」
少しはにかんだ笑みを浮かべた杏梨は洗面所へ行った。
* * * * * *
雪哉が行ってしまうと杏梨はもう一度眠ることにした。
ほとんど眠っていないせいで頭がぼうっとしてしまう。
ベッドに入り目を閉じるとあっという間に眠りに就いた。