Love Step
『杏梨~ 花火大会に行こう♪』
そんな電話が香澄からかかってきたのは夏休みもあと3日を残すところとなった夜だった。
「行きたい 行きたいっ♪」
ほとんど遊びに行く事もせずに夏休みが終わってしまう。
夏休み最後の思い出に「花火大会」に行きたい。
『あっ!でも雪哉さんと一緒に行くのかな~?』
「ゆきちゃんから誘われていないよ?」
ずっと仕事で忙しくて休みがない状態だった。
デートといったら時々夕食に出かけるくらい。
『誘ってみれば?2人で行くんならあたしも彼氏誘うからっ』
か、かれしぃ~~~~???
杏梨は驚いて携帯電話を落としそうになった。
「かっ!香澄ちゃんっ!?彼氏って!?誰?いつ出来たのっ!?どこでっ!?」
杏梨の慌てようが目に浮かんで香澄はしてやったりといった顔になった。
まったく可愛いんだからっ♪
『そんなに慌てないでよ~ 杏梨に出来てあたしに出来ないわけがないじゃん♪』
「それはわかるけど 何も言ってなかったからっ」
『だって出来たの今日だもん』
そう言ってげらげらっと笑う。
「きょ、きょうぅぅぅ~?」
ますます聞きたいよ~。
『杏梨も知ってるよ』
「って事は~?学校の子?」
『違うよ?』
「え~っ?誰?誰っ?」
早く聞きたいよぉ~
早く教えてっ!
『雪哉さんのOKもらったら連れて行くからね』
「今はダメなの?」
寂しそうな声だ。
『うん だめ 絶対に雪哉さん誘ってね?そしたら分かるから』
意味深な言葉を残して電話が切られてしまった。
「あっ!香澄ちゃんっ!も~~~~~~っ!教えてよ~~~~~ 眠れなくなちゃうよ……」
杏梨はイスの背にのけぞった。
もうっ!香澄ちゃん 意地悪だぁ。
そんな電話が香澄からかかってきたのは夏休みもあと3日を残すところとなった夜だった。
「行きたい 行きたいっ♪」
ほとんど遊びに行く事もせずに夏休みが終わってしまう。
夏休み最後の思い出に「花火大会」に行きたい。
『あっ!でも雪哉さんと一緒に行くのかな~?』
「ゆきちゃんから誘われていないよ?」
ずっと仕事で忙しくて休みがない状態だった。
デートといったら時々夕食に出かけるくらい。
『誘ってみれば?2人で行くんならあたしも彼氏誘うからっ』
か、かれしぃ~~~~???
杏梨は驚いて携帯電話を落としそうになった。
「かっ!香澄ちゃんっ!?彼氏って!?誰?いつ出来たのっ!?どこでっ!?」
杏梨の慌てようが目に浮かんで香澄はしてやったりといった顔になった。
まったく可愛いんだからっ♪
『そんなに慌てないでよ~ 杏梨に出来てあたしに出来ないわけがないじゃん♪』
「それはわかるけど 何も言ってなかったからっ」
『だって出来たの今日だもん』
そう言ってげらげらっと笑う。
「きょ、きょうぅぅぅ~?」
ますます聞きたいよ~。
『杏梨も知ってるよ』
「って事は~?学校の子?」
『違うよ?』
「え~っ?誰?誰っ?」
早く聞きたいよぉ~
早く教えてっ!
『雪哉さんのOKもらったら連れて行くからね』
「今はダメなの?」
寂しそうな声だ。
『うん だめ 絶対に雪哉さん誘ってね?そしたら分かるから』
意味深な言葉を残して電話が切られてしまった。
「あっ!香澄ちゃんっ!も~~~~~~っ!教えてよ~~~~~ 眠れなくなちゃうよ……」
杏梨はイスの背にのけぞった。
もうっ!香澄ちゃん 意地悪だぁ。