Love Step
「知ってるよ ねえ、君たち2人なんだろう?俺たちと花火見に行かないか?」
もう1人もテーブルの横にたった。
軽い感じの男の子に杏梨は眉をしかめる。
「2人じゃないです 待ち合わせをしているんです」
「でも今は2人じゃん 約束に遅れる男なんか放っておいて俺たちと行こうよ」
「ちょっと!!杏梨から離れてよ!」
大学生が杏梨をイスから立たせようとしているのを見て香澄は急いで駆け寄った。
「そんな怖い顔しないで、俺たちと花火に行こうって彼女誘っていたんだ」
睨みつける香澄に大学生が言う。
「彼が来るの 向こうへ行ってよ!」
「あなたたち?トラブルかしら?」
ショートカットヘアーの背筋のピンとした女性が背後から声をかけた。
「おばさんはあっち行ってろよ」
「そうそう おばさんには用はないって」
大学生2人がバカにしたように笑う。
「一緒にそこの警察署へ来る?」
その一言で大学生2人の顔が一瞬で凍りついた。
杏梨も香澄も唖然となる。
「ナンパも嫌がっている子にしてはいけないわね」
「あ、は、はい」
大学生は先ほどの強気から一気に借りてきた猫のように静かになった。
「分かったら行きなさい」
女性が手で追い払うような振りをすると2人は自動ドアへそそくさと向かった。
「あなたたち、気をつけなさいね」
そう言うとお礼を言う時間も与えられずに去って言った。
もう1人もテーブルの横にたった。
軽い感じの男の子に杏梨は眉をしかめる。
「2人じゃないです 待ち合わせをしているんです」
「でも今は2人じゃん 約束に遅れる男なんか放っておいて俺たちと行こうよ」
「ちょっと!!杏梨から離れてよ!」
大学生が杏梨をイスから立たせようとしているのを見て香澄は急いで駆け寄った。
「そんな怖い顔しないで、俺たちと花火に行こうって彼女誘っていたんだ」
睨みつける香澄に大学生が言う。
「彼が来るの 向こうへ行ってよ!」
「あなたたち?トラブルかしら?」
ショートカットヘアーの背筋のピンとした女性が背後から声をかけた。
「おばさんはあっち行ってろよ」
「そうそう おばさんには用はないって」
大学生2人がバカにしたように笑う。
「一緒にそこの警察署へ来る?」
その一言で大学生2人の顔が一瞬で凍りついた。
杏梨も香澄も唖然となる。
「ナンパも嫌がっている子にしてはいけないわね」
「あ、は、はい」
大学生は先ほどの強気から一気に借りてきた猫のように静かになった。
「分かったら行きなさい」
女性が手で追い払うような振りをすると2人は自動ドアへそそくさと向かった。
「あなたたち、気をつけなさいね」
そう言うとお礼を言う時間も与えられずに去って言った。