Love Step
「昨日はごめんなさい」
杏梨はペコッと頭を下げた。
帰って来たらすぐ言おうと思っていたのにタイミングを逃してしまい、やっと言えた。
「……謝る前に話し合わないか?」
自分を押さえつけては何もならない。
きっとこの次もあるだろう。
杏梨はかぶりを大きく振った。
「わたしが一方的に悪かったの イライラしてたの」
雪哉を見る目は少し潤み始めていた。
「そのイライラの原因は?」
テーブルに両肘をつき手を組んでじっと杏梨を見ている。
「……イライラの原因は腕のせいと……小さな子供のように頭を撫でたから……でも頭を撫でてくれるのはゆきちゃんのいつもの癖だし……」
「杏梨、君の事を小さな子供だとは思っていないよ?ちゃんと大人としてみているから結婚しようと思ったんだし……子供に手を出すほど困っていない」
あからさまに言われて杏梨の顔が赤くなる。
「だからっ……わたしのイライラのせいなのっ」
「……わかったよ 今度からはちゃんとその場で言ってくれるね?話したくないって部屋に閉じこもらないで」
「はい 誓います」
右手を上げて誓いのポーズをすると目尻を下げて笑った。
「おいで 仲直りしよう」
言われるままに杏梨は雪哉の隣に座った。
愛しそうに手の甲で頬を撫でられ顔が近づく。
「んっ……」
唇が重なり甘く切ない気持ちで杏梨の心がいっぱいになった。
杏梨はペコッと頭を下げた。
帰って来たらすぐ言おうと思っていたのにタイミングを逃してしまい、やっと言えた。
「……謝る前に話し合わないか?」
自分を押さえつけては何もならない。
きっとこの次もあるだろう。
杏梨はかぶりを大きく振った。
「わたしが一方的に悪かったの イライラしてたの」
雪哉を見る目は少し潤み始めていた。
「そのイライラの原因は?」
テーブルに両肘をつき手を組んでじっと杏梨を見ている。
「……イライラの原因は腕のせいと……小さな子供のように頭を撫でたから……でも頭を撫でてくれるのはゆきちゃんのいつもの癖だし……」
「杏梨、君の事を小さな子供だとは思っていないよ?ちゃんと大人としてみているから結婚しようと思ったんだし……子供に手を出すほど困っていない」
あからさまに言われて杏梨の顔が赤くなる。
「だからっ……わたしのイライラのせいなのっ」
「……わかったよ 今度からはちゃんとその場で言ってくれるね?話したくないって部屋に閉じこもらないで」
「はい 誓います」
右手を上げて誓いのポーズをすると目尻を下げて笑った。
「おいで 仲直りしよう」
言われるままに杏梨は雪哉の隣に座った。
愛しそうに手の甲で頬を撫でられ顔が近づく。
「んっ……」
唇が重なり甘く切ない気持ちで杏梨の心がいっぱいになった。