Love Step
あきらの言葉は私を驚かせた。
あの子(杏梨)の事は嫌い……だけどあきらに会わせるのは……。
でも、会わせてあの子がはっきり断ればあきらはあきらめるかもしれない。
そうよ あきらは話がしたいから会わせてくれと言っただけだもの。
会わせればアパートから出て行ってくれると約束してくれた。
これを利用しない手はない。
琴美はバックの中から携帯電話を取り出した。
* * * * * *
~~~♪~~~~♪
学校からちょうど家に着いた時、携帯電話が鳴った。
「琴……美さん……?」
『ええ 驚かせちゃったかしら?』
「そ、そんな事ないです」
『明日の夕方空いているかしら?』
琴美に誘われて杏梨は驚き、目が真ん丸く見開いた。
「はい 5時位なら大丈夫です」
なんの用だろう……?
『なんでだろうって?思っているわよね?』
杏梨の耳に届く琴美の声は寂しそうに聞こえた。
「まあ……」
『たいした事じゃないの 杏梨ちゃんとちゃんと話がしたくなって』
「うれしいです どこで会いますか?」
ちゃんと話をしたいと聞いて杏梨は嬉しくなった。
『5時に渋谷駅の改札でいいかしら?』
「はい それでいいです」
杏梨はもう一度、時間と場所を復唱してから電話を切った。
良かった……前の時より話し方が柔らかくなっていた。
最初にあった頃みたい。
ゆきちゃんには言わない方がいいよね。
言ったら会わない方が良いって言われるに決まってる。
今日の雪哉は雑誌の仕事で遅くなる。
たぶん杏梨が寝てから帰ってくるだろう。
遅くなる予定で良かったと思った。
ポロっと話してしまいそうだから。
あの子(杏梨)の事は嫌い……だけどあきらに会わせるのは……。
でも、会わせてあの子がはっきり断ればあきらはあきらめるかもしれない。
そうよ あきらは話がしたいから会わせてくれと言っただけだもの。
会わせればアパートから出て行ってくれると約束してくれた。
これを利用しない手はない。
琴美はバックの中から携帯電話を取り出した。
* * * * * *
~~~♪~~~~♪
学校からちょうど家に着いた時、携帯電話が鳴った。
「琴……美さん……?」
『ええ 驚かせちゃったかしら?』
「そ、そんな事ないです」
『明日の夕方空いているかしら?』
琴美に誘われて杏梨は驚き、目が真ん丸く見開いた。
「はい 5時位なら大丈夫です」
なんの用だろう……?
『なんでだろうって?思っているわよね?』
杏梨の耳に届く琴美の声は寂しそうに聞こえた。
「まあ……」
『たいした事じゃないの 杏梨ちゃんとちゃんと話がしたくなって』
「うれしいです どこで会いますか?」
ちゃんと話をしたいと聞いて杏梨は嬉しくなった。
『5時に渋谷駅の改札でいいかしら?』
「はい それでいいです」
杏梨はもう一度、時間と場所を復唱してから電話を切った。
良かった……前の時より話し方が柔らかくなっていた。
最初にあった頃みたい。
ゆきちゃんには言わない方がいいよね。
言ったら会わない方が良いって言われるに決まってる。
今日の雪哉は雑誌の仕事で遅くなる。
たぶん杏梨が寝てから帰ってくるだろう。
遅くなる予定で良かったと思った。
ポロっと話してしまいそうだから。