Love Step
放課後、杏梨は急いで下駄箱に向かった。
文化祭の手伝いを少し手伝うつもりが、1時間も手伝ってしまい待ち合わせの時間まであと15分もない。
学校から駅に行き、電車に乗ると25分はかかる。
10分の遅刻だけど……大丈夫だよね。
駅に向かいながら携帯電話をカバンから出して琴美に遅れるメールを打つ。
琴美は10分早く渋谷駅に来ていた。
バッグの中の携帯電話が振動した。
10分遅れるのね……。
琴美はまだ杏梨に会うべきか迷っていた。
あきらがあきらめてくれると良いのだけど。
メールどおり、10分遅れて杏梨が姿を見せた。
「こんにちは 遅くなってごめんなさい」
琴美の前に立った杏梨はペコッと頭を下げた。
「いいえ いいのよ 私の方こそ忙しいのに呼び出したりしてごめんなさいね」
柔らかく微笑まれて杏梨はホッとした。
「じゃあ、行きましょうか」
「えっと、どこへ?」
「静かに話したいから……人に聞かせる話じゃないし、個室が良いわね」
琴美が首を傾げて杏梨を見る。
「個室ですか……?じゃあ、カラオケ店は……」
個室といわれたらカラオケ店しか思い浮かばない。
「そうね!そこにしましょう」
2人は駅から10分ほど歩いてカラオケ店に着いた。
文化祭の手伝いを少し手伝うつもりが、1時間も手伝ってしまい待ち合わせの時間まであと15分もない。
学校から駅に行き、電車に乗ると25分はかかる。
10分の遅刻だけど……大丈夫だよね。
駅に向かいながら携帯電話をカバンから出して琴美に遅れるメールを打つ。
琴美は10分早く渋谷駅に来ていた。
バッグの中の携帯電話が振動した。
10分遅れるのね……。
琴美はまだ杏梨に会うべきか迷っていた。
あきらがあきらめてくれると良いのだけど。
メールどおり、10分遅れて杏梨が姿を見せた。
「こんにちは 遅くなってごめんなさい」
琴美の前に立った杏梨はペコッと頭を下げた。
「いいえ いいのよ 私の方こそ忙しいのに呼び出したりしてごめんなさいね」
柔らかく微笑まれて杏梨はホッとした。
「じゃあ、行きましょうか」
「えっと、どこへ?」
「静かに話したいから……人に聞かせる話じゃないし、個室が良いわね」
琴美が首を傾げて杏梨を見る。
「個室ですか……?じゃあ、カラオケ店は……」
個室といわれたらカラオケ店しか思い浮かばない。
「そうね!そこにしましょう」
2人は駅から10分ほど歩いてカラオケ店に着いた。