Love Step
失敗
お昼の時間になってカップラーメンでも食べようかとキッチンでお湯を沸かしていると玄関のドアが閉まる音がした。
「杏梨、ただいま」
「ゆきちゃん!こんな時間にどうしたのっ!?」
出かけてから3時間も経っていないのにと、驚く杏梨。
「時間が空いたんだ それ、まだお湯を入れていない?お弁当を買ってきたからこっちを食べないか?」
カップラーメンの蓋が半分開いたままを見た雪哉は紺色の紙袋を掲げた。
「お弁当!今、お茶入れるねっ」
カップラーメンよりやっぱお弁当だよね~
杏梨は嬉しそうな顔でお茶を入れた。
お茶を2つお盆に乗せてテーブルへ行くと、豪華な松花堂弁当の蓋が開けられて食べるばかりに用意されていた。
「ゆきちゃん、すごくおいしそう!」
「杏梨は和食が好きだからね ここのはおいしいんだ」
有名なこの松花堂弁当は人気がありすぐに売れ切れてしまう。
「ゆきちゃん、仕事は大丈夫?」
自分の為に無理をしていないか心配で聞いてみた。
「予約がちょうどキャンセルになったんだ 一人で食べるのもと思ってね?」
今日の雪哉はマンションに置いてきた杏梨が心配でお客様との会話に集中しなければ気の聞いた会話も出来ないほどだった。
そんなに心配なら一度戻っては?と言ったのはめぐみだった。
「いっただきまーす!」
杏梨は両手を合わせて言うと食べ始めた。
「う~ この煮物おいしいっ!どうやったらこんな味付けが出来るんだろう」
杏梨は感激しながらお弁当に箸をつけていった。
雪哉は感激しながら食べている杏梨を見て微笑んだ。
今まで付き合った女性は太るのを気にしてか啄ばむ程度しか食べない。
杏梨のようにおいしそうにたくさん食べるのを見るのは気持ちいい。
「杏梨、ただいま」
「ゆきちゃん!こんな時間にどうしたのっ!?」
出かけてから3時間も経っていないのにと、驚く杏梨。
「時間が空いたんだ それ、まだお湯を入れていない?お弁当を買ってきたからこっちを食べないか?」
カップラーメンの蓋が半分開いたままを見た雪哉は紺色の紙袋を掲げた。
「お弁当!今、お茶入れるねっ」
カップラーメンよりやっぱお弁当だよね~
杏梨は嬉しそうな顔でお茶を入れた。
お茶を2つお盆に乗せてテーブルへ行くと、豪華な松花堂弁当の蓋が開けられて食べるばかりに用意されていた。
「ゆきちゃん、すごくおいしそう!」
「杏梨は和食が好きだからね ここのはおいしいんだ」
有名なこの松花堂弁当は人気がありすぐに売れ切れてしまう。
「ゆきちゃん、仕事は大丈夫?」
自分の為に無理をしていないか心配で聞いてみた。
「予約がちょうどキャンセルになったんだ 一人で食べるのもと思ってね?」
今日の雪哉はマンションに置いてきた杏梨が心配でお客様との会話に集中しなければ気の聞いた会話も出来ないほどだった。
そんなに心配なら一度戻っては?と言ったのはめぐみだった。
「いっただきまーす!」
杏梨は両手を合わせて言うと食べ始めた。
「う~ この煮物おいしいっ!どうやったらこんな味付けが出来るんだろう」
杏梨は感激しながらお弁当に箸をつけていった。
雪哉は感激しながら食べている杏梨を見て微笑んだ。
今まで付き合った女性は太るのを気にしてか啄ばむ程度しか食べない。
杏梨のようにおいしそうにたくさん食べるのを見るのは気持ちいい。