Love Step
「あ……」
「ほら、早く 時間がもったいないだろう?」
そうだった……ゆきちゃんはお昼休みを割いて付き合ってくれているんだっけ。
杏梨はやっと車から降りた。
杏梨が車から降りると同時くらいに店の中から魅力的な女性が出てきた。
「冬木様 いらっしゃいませ」
非の打ち所がないお化粧を施した顔に笑みを浮かべて雪哉にお辞儀をした。
「千代美さん、彼女に服をと思ってね」
雪哉の後ろに隠れるようにして立っている杏梨を千代美が見る。
「まあ、とっても可愛い子 モデルさんですの?」
雪哉にではなく杏梨に聞く。
「い、いいえ 違います」
美しい女性に褒められて杏梨は頬を赤らめた。
ブティックのオーナーはそれ以上2人の関係を聞くこともなく店の中へ案内した。
お店に入った杏梨は目に飛び込んでくるカラフルな色で眩暈がしてきた。
パステル色のきれいな色。
まるで大きなキャンディーを見ているみたいだ。
杏梨がボケッとしていると雪哉は店内を歩き始め、気になった服を見始めた。
その隣に千代美がいて何やら服を見て話をしている。
「杏梨?おいで」
手招きをされ杏梨は近づくと、雪哉はきれいなレモンイエローのキャミソールタイプのトップスとそれよりも少しだけ色の濃いフレアースカートを差し出した。
「ゆきちゃん!こんなの着れないよ!」
差し出されても手を後ろに回して首をブンブン振る杏梨。
「杏梨、可愛くなるんだろう?この色は絶対に似合うよ」
「あちらでご試着なさいましょう」
千代美が声をかける。
「ゆきちゃん……」
「行っておいで、着替えたらちゃんと見せてな」
千代美に促されて杏梨は試着室へ仕方なく行った。
試着室は高級な香水の香りがした。
「きっとお似合いになりますわ」
そう言って微笑み、千代美はドアを閉めた。
杏梨はいやいや壁側にハンガーで吊るされた服を見る。
「ほら、早く 時間がもったいないだろう?」
そうだった……ゆきちゃんはお昼休みを割いて付き合ってくれているんだっけ。
杏梨はやっと車から降りた。
杏梨が車から降りると同時くらいに店の中から魅力的な女性が出てきた。
「冬木様 いらっしゃいませ」
非の打ち所がないお化粧を施した顔に笑みを浮かべて雪哉にお辞儀をした。
「千代美さん、彼女に服をと思ってね」
雪哉の後ろに隠れるようにして立っている杏梨を千代美が見る。
「まあ、とっても可愛い子 モデルさんですの?」
雪哉にではなく杏梨に聞く。
「い、いいえ 違います」
美しい女性に褒められて杏梨は頬を赤らめた。
ブティックのオーナーはそれ以上2人の関係を聞くこともなく店の中へ案内した。
お店に入った杏梨は目に飛び込んでくるカラフルな色で眩暈がしてきた。
パステル色のきれいな色。
まるで大きなキャンディーを見ているみたいだ。
杏梨がボケッとしていると雪哉は店内を歩き始め、気になった服を見始めた。
その隣に千代美がいて何やら服を見て話をしている。
「杏梨?おいで」
手招きをされ杏梨は近づくと、雪哉はきれいなレモンイエローのキャミソールタイプのトップスとそれよりも少しだけ色の濃いフレアースカートを差し出した。
「ゆきちゃん!こんなの着れないよ!」
差し出されても手を後ろに回して首をブンブン振る杏梨。
「杏梨、可愛くなるんだろう?この色は絶対に似合うよ」
「あちらでご試着なさいましょう」
千代美が声をかける。
「ゆきちゃん……」
「行っておいで、着替えたらちゃんと見せてな」
千代美に促されて杏梨は試着室へ仕方なく行った。
試着室は高級な香水の香りがした。
「きっとお似合いになりますわ」
そう言って微笑み、千代美はドアを閉めた。
杏梨はいやいや壁側にハンガーで吊るされた服を見る。