お隣りは先生!?
「先生!お疲れ様でした!」練習が終わった後、私はすぐに先生に話かけた。

「おー。お疲れ様!七瀬、演技上手くなったな!」

えっ?本当?
嬉しいな......



「舞波!」

ん?
後ろで智也が呼んでいる。

えー......
もう少し先生と話したかったのになぁ。

でも、先生が私の頭を撫でて

「行ってきな?」

って言うから、そうした。



「何?」

「お前......先生の事......」
智也が何か言ってるんだけど、丁度みんなの話声と重なって......

「何?ごめん。聞こえないの......」
私が聞き返すと

「ううん。何でもない。」

何でもないって......きになるな。

「なぁ。それより、今度の休みにデートしない?」

デートかぁ。
そういえば、私智也に返事してなかったな。

あれから何回も考えたけど、私はやっぱり先生が好き。

智也に打ち明ける良いチャンスかも知れない。

「うん。分った。良いよ。」
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