お隣りは先生!?
安東隆海サイド



案の定、俺と舞波は三人に呼び出された。


他の奴等には上手く誤魔化せたが、流石にこいつらに誤魔化しは通じないだろうと感じた俺達は正直に話す事に決めた。



「やっぱり、そうだったんですね。」

と櫻井先生。

そう言う貴方だって......
「橘と付き合ってるんでしょう?」

と俺が聞くと

「なっ!何でそれを......!」

と慌てふためく櫻井先生。

だって......

「たった今、橘が言ってたから。」

「亜希ー!」

......素に戻ってますね。櫻井先生。

貴方の事、苦手だと思ってたんですけど、案外仲良く出来そうですよ。



舞波の方を見ると、鈴木と話しをしている。

......仲良く?話しをしている所を見ると、ちょっと嫉妬してしまう......

でも、俺が舞波に告白できたのも、全ては鈴木のおかげなんだよな。



「安東先生!」

智也が俺に話しかけてきた。

「舞波の事は貴方に任せました。絶対に幸せにしてあげて下さいね。」

そんなの......当たり前じゃないか。

俺は満面の笑顔で、鈴木に言った。

「任せろ。幸せにする。」


絶対だ。
絶対に......幸せにする。
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