実話～運命～
この日、久しぶりにゆっくり眠ることができた。

久しぶりに遠出して疲れて、あんなに口に言葉を出したからってのもあるかもしれん。

でも志穂は

「あんたはウィルといるときが１番里美らしいねん。ウィルも里美とおるときが１番ウィルらしいんよな。波長が合うって大事やし、これからは友達として支えあって行き！！金八も人は支え合わんとダメやって言うとった。」

って言った。

金八のことは置いといてもほんま、ウィルといたときは自然体やった。

志穂とおるときも自然体や。


きっとその人のペースに合わせるからやろうな。

なんにしろ、あの日は久しぶりに楽しかった。



それからご飯もちゃんと食べれるようになった。

志穂は卒業間際でもうすぐ仕事が始まるからあんま遊べへんくなるって言ってよく会ってくれた。

週に４日は一緒におった。

そのうち１日は猛とウィルもおった。



わたしは志穂と猛が社会に出るのと同じにお昼にちゃんと働こうって決めた。
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