実話~運命~
その日になると仕事を終えたわたしを近くでウィルが拾ってくれた。
指輪はアクセサリーケースに入れたままだったのでちゃんとわたしは持っていた。
それをその日は持って仕事に行っていた。
「持ってきた?」
「持ってきたけど何に使うん??ボランティアでも行くん??」
「実は今日な~、学校で…──」
ウィルはその答えに全く答えず全然違う話を始めた。
まぁいいか、と思ってその話を聞いて笑っていた。
どこに行くんだろう?と思ってたら着いたところは前に沈め合った海だった。
季節はもうすぐ6月という時期で夜はちょっとまだ寒いくらい。
長袖1枚いるかなってくらいの。
「ウィル~…何でまたここやねん。」
わたしはぶつくさ言いながら歩いた。
「里美、指輪貸して?」
そう言って右手を出してきたウィルの掌にポケットに入れてた指輪を出した。
「お前…ポケット入れてきたんか…。」
笑いながら、そして呆れながら言うウィルの左の指に指輪があるのに気付いた。
全て悟った。
あぁ、彼女出来たんやな。
ペアリングまだ持ってたら困るってことで捨てにきたんか。
胸がチクリと痛んだ。
なんでなん??わたし、こいつのこと友達やってしか思ってへんのに。
しかもあんなことがあった元彼やで??
ないない。
でも…嫌や。
そう思ったときウィルは自分のポケットから指輪を出して2つの指輪を掌に乗せた。
「自分やってポケットに入れとるやん。」
そう言ったとき、ウィルはその2つの指輪を海に投げた。
指輪はアクセサリーケースに入れたままだったのでちゃんとわたしは持っていた。
それをその日は持って仕事に行っていた。
「持ってきた?」
「持ってきたけど何に使うん??ボランティアでも行くん??」
「実は今日な~、学校で…──」
ウィルはその答えに全く答えず全然違う話を始めた。
まぁいいか、と思ってその話を聞いて笑っていた。
どこに行くんだろう?と思ってたら着いたところは前に沈め合った海だった。
季節はもうすぐ6月という時期で夜はちょっとまだ寒いくらい。
長袖1枚いるかなってくらいの。
「ウィル~…何でまたここやねん。」
わたしはぶつくさ言いながら歩いた。
「里美、指輪貸して?」
そう言って右手を出してきたウィルの掌にポケットに入れてた指輪を出した。
「お前…ポケット入れてきたんか…。」
笑いながら、そして呆れながら言うウィルの左の指に指輪があるのに気付いた。
全て悟った。
あぁ、彼女出来たんやな。
ペアリングまだ持ってたら困るってことで捨てにきたんか。
胸がチクリと痛んだ。
なんでなん??わたし、こいつのこと友達やってしか思ってへんのに。
しかもあんなことがあった元彼やで??
ないない。
でも…嫌や。
そう思ったときウィルは自分のポケットから指輪を出して2つの指輪を掌に乗せた。
「自分やってポケットに入れとるやん。」
そう言ったとき、ウィルはその2つの指輪を海に投げた。