実話~運命~
そのときだった。

ウィルがわたしのそばに来ていきなり足をかけてわたしを倒した。



またもやウィルによって海に沈められてしまった…。


「このヤロー…またもやりおったな。」


そんなわたしを見てウィルは笑った。


そして倒れてるわたしのお腹にポンッと小さな箱を置いた。



「それ、新しい指輪や。それ、はめとき。俺とお・そ・ろ♪」


そう言ってウィルは左手の指輪を左手をさして言った。


そして迫ってきた波がその指輪をさらっていった。


ウィルが慌ててその指輪を拾ったときわたしは逃さずウィルの手を引いて海に沈めた。


「やられっぱなし思うなよ♪このアホ。」


そう言ってウィルの背中にまたがった。

そして起き上がったウィルにまた倒される。


バチャン!とひっくり返ったわたしのお腹の上に次はウィルがまたがった。


「よ~仕返ししてくれたな♪そういう奴には…」



そう言ってウィルはわたしにキスをした。

海の中で。
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