実話~運命~
それから家に送ってもらい、家に帰るとシャワーをダッシュで浴びて外へ飛び出し、職場へ向かった。

タクシーなんて贅沢に使って。


仕事はいつも通りこなしたけど、ウィルと付き合ってながら男の人の家に外泊してしまったことに罪悪感を感じてた。

ウィル、ほんまごめんなって。

何もないけど、ウィルやって嫌な想いになるに決まっとるし。


でもわたしが先に連絡したのはウィルじゃなくて志水さんにやった。

もちろんお詫びとお礼を言うため。


それからもちろんウィルに昨日酔いつぶれた~ってメールした。

志水さんの家に泊まったことは隠して。


志水さんからはもちろん社交辞令的なメールが来て、ウィルからはいつもの優しい”気をつけなあかんで。”と返事が来た。




これでまたいつも通りやって思ってた。

わたしは。
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