実話~運命~
わたしが驚いてウィルの方を見るとウィルは頭をハンドルに乗せてため息をついた。
「俺、こんな後悔したのは2度目やわ…。しかも全部里美失ったときやねん。なんでこんなバカなんやろ。」
この後悔の仕方がウィルらしくてわたしはフッと笑ってしまった。
「何笑とるん?」
ウィルがムッとして言うとわたしはさらに笑いがこみ上げてきて言った。
「ウィルらしいな思て。後悔の仕方とか、バカな自分責めてるとことか。」
「他にも俺らしいとこあるで?俺ばっか里美のこと好きなとことかもやろ。」
「何言うとるん。わたしやってウィルのこと相当好きやったんやで?」
「ならもう1回チャンス欲しいわ。なぁ、里美もう最後でええから。たぶん里美がそばにおらんと俺もうダメや。死ぬかもしれん。里美人殺しになるん?」
「バカやない?」
「…男もうおるん?」
「あんたほんまバカやない?」
「…さっきから携帯鳴っとるで?」
そう言われて携帯を見た。
バイブにもしてないのにウィルは光がついてるので気付いてたのかな??
ほんとに着信が1件とメールが1件来とった。
両方とも”志水翔太”の文字。
「俺、こんな後悔したのは2度目やわ…。しかも全部里美失ったときやねん。なんでこんなバカなんやろ。」
この後悔の仕方がウィルらしくてわたしはフッと笑ってしまった。
「何笑とるん?」
ウィルがムッとして言うとわたしはさらに笑いがこみ上げてきて言った。
「ウィルらしいな思て。後悔の仕方とか、バカな自分責めてるとことか。」
「他にも俺らしいとこあるで?俺ばっか里美のこと好きなとことかもやろ。」
「何言うとるん。わたしやってウィルのこと相当好きやったんやで?」
「ならもう1回チャンス欲しいわ。なぁ、里美もう最後でええから。たぶん里美がそばにおらんと俺もうダメや。死ぬかもしれん。里美人殺しになるん?」
「バカやない?」
「…男もうおるん?」
「あんたほんまバカやない?」
「…さっきから携帯鳴っとるで?」
そう言われて携帯を見た。
バイブにもしてないのにウィルは光がついてるので気付いてたのかな??
ほんとに着信が1件とメールが1件来とった。
両方とも”志水翔太”の文字。